【earthday tohoku 2020 開催中止のおしらせ】
アースデイ東北は、今から5年前の2015年に産声を上げました。いつのまにか5年も経つ中で、東北各地の同じ想いの仲間も沢山増えて来ました。改めて、アースデイ東北と言うコミュニティに敬意と感謝の意を表したいと思います。
そんな折、2020年3月度から発生した新型コロナウイルスによって、さまざまな現代社会の歪みが浮彫りとなってきました。環境面の部分だけで言えば、アメリカやインドのスモッグが消え、中国から飛来するPM2.5も減る等の良い面がある一方で、社会においては、貧富の格差がより大きくなり、社会保障の面でも多くの問題を抱え、それに伴う「不安」「心配」によってコミュニティの分断が生まれています。
環境問題を考えることは、いまここに在る社会問題を認め、そして出来るだけ沢山の方々と共有し、共感し合い、共に考える場を創り上げて行くこと。
その積み重ねの上で、誰も傷つけることの無い、みんながハッピーで居られる「新しい時代の社会を創造する」プロセスへと移行して行くことが、環境問題の本質へのアプローチだと信じています。
そうしたイベントを創り上げて行く為には、これまでの積み上げを一度崩し、再構築していく時間が必要であると私たちは考えました。
私たちアースデイ東北実行委員会スタッフはそうしたプロセスの中で沢山の議論を重ねた結果、2020年度のアースデイ東北を中止とすることを決めました。
今年度については私たちスタッフや、関わってくれたみなさんと沢山の議論を重ね、答えを模索し、来年度への準備期間とすることにします。
東北各地ではさまざまなオーガニックマーケットや手しごと市などの素敵なイベントもちょっとずつ動き出しています。その中ではもちろんこれまでにアースデイに関わって頂いた方々がスタッフであり、出展者であり、参加しているイベントもあります。そうしたイベントへ負担の無い範囲で足を運んで頂き、共に地球環境のことや、社会環境のこと、さまざまな事を語らって頂き、繋がりをキープ出来たら本当に嬉しく思います。
みなさんと共に築いてきた平和と愛に溢れるコミュニティを維持しつつ、より「生きる本質」を学び、共に楽しんでいける新たなアースデイ東北を創造していきます。今後ともアースデイ東北を宜しくお願い申し上げます。
2020年8月10日
アースデイ東北実行委員会
実行委員長 佐藤雅宣